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なかがわ整骨院

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スタッフブログ

2015年1月17日(土)

ALS

こんにちは。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れの専門家 なかがわ整骨院です。
なかがわ整骨院では、上記のほかにも、腰痛や、肩の痛み・スポーツ障害なども得意としております。

 

「ALS」この単語を聞いて、すぐに何の事かわかる方は少ないのではないでしょうか。

これは一時期話題になった「筋委縮性側索硬化症」の事です。

アイスバケツチャレンジと言ったら思い出していただけると思います。

今回はこのALSについて少しお話なせていただきます。

 

◆ALSの特徴

このALSは「筋萎縮性側索硬化症」とも呼ばれ、特定疾患(難病)にも指定されているは、ALSと呼ばれることも多い神経変成疾患の1つです。私たちは、脳や末梢神経から筋肉細胞に信号を送ることでカラダを動かしています。ALSは、脳や脳や末梢神経から送られる信号をつかさどる神経細胞(運動ニューロン)が正常に機能しなくなる病気で、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下が主な症状です。進行が速く、患者の約半数は発症後3~5年で呼吸筋麻痺に至り、死亡すると言われています。はっきりとした原因はわかっておらず、有効な治療方法も確立されていません。

◆運動ニューロンが侵される

別の言い方をすると、ALSは「随意筋」を支配する運動ニューロンが侵される病気です。随意筋とは、自分の思い通りに身体を動かす筋肉のこと。これに対し、心臓や消化器など本人の意思とは無関係に動く筋肉を「不随意筋」と呼びます。ALSでは不随意筋には影響しないため、心臓の働きや食べ物の消化には支障をきたしません。また、知覚神経、自律神経も侵されないため、五感、記憶、知性ににも障害が現れません。こうした特徴があるため、ALSの患者は例えば手が熱いものに触れて「熱い」と感じても、筋肉が動かせないために引っ込められないといった状況に陥ります。そして最終的には、随意筋である呼吸筋が侵されて弱っていくことで、呼吸困難になり死亡してしまうことになります。

◆ALSの現状とこれから

アイス・バケツ・チャレンジの運動には賛否がありましたが、ALSの認知度向上に貢献したのは間違いありません。いまのところ有効な治療法は見つかっていませんが、iPS細胞を使った治療の研究が進んでおり、近い将来には治療薬が開発される可能性があります。