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なかがわ整骨院

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スタッフブログ

2015年2月4日(水)

花粉症

こんにちは。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れの専門家 なかがわ整骨院です。
なかがわ整骨院では、上記のほかにも、腰痛や、肩の痛み・スポーツ障害なども得意としております。

また、交通事故のお怪我についても随時診療・相談を受け付けております。お気軽にご相談ください。

 

 

今年も嫌な季節がやって来ましたね。。。

本日はそんな花粉についてお話させていただきます!!

 

■そもそも「花粉症」ってなに?

人間が自分を守る仕組みを「免疫」といいます。これはもともと自分の身体に侵入しようとするウイルスなど(自分ではないもの)をやっつける仕組みで、身体にとって必要なものです。しかし、その仕組みが強く働きすぎて、身体にとってかえって害になってしまうのが「アレルギー反応」です。

たとえば、花粉症の症状を考えてみましょう。花粉をふきとばそうとしてくしゃみがでてしまう、花粉を洗い流そうとして水っぽい鼻水、涙があふれでてしまう、花粉が入るのを防ごうとして鼻がつまる……こう考えてみると身体の仕組みって非常に健気ですよね。でも、それが過剰になってありがた迷惑になってしまっているのが何とも皮肉なところです。

つまり、花粉症は花粉によって引き起こされる季節性のアレルギー反応(主に鼻炎、結膜炎)のことなのです。花粉といってもいろいろなものがあり、花粉症を引き起こす原因となる植物はなんと60種類もあるといわれていますが、現在の日本で圧倒的に多いのがスギ。スギ花粉が一番飛ぶのは大体2月~3月くらいです。

■「花粉症」と「風邪」の見分け方

いままで花粉症になったことがないために、風邪との見分け方がわからないというお話をよく伺います。

「風邪」というのはウイルス性の上気道感染のことです。実はこの2つ、初期には非常に判断しにくいもの。でも、いくつか見分け方があります。

□熱があるかどうか

花粉症でも、あまりに全身の反応が強ければなんとなく熱っぽくなることもありますが、一般的にはあまり熱は上がりません。一方風邪は熱が上がります。

□鼻水の性質

風邪では2~3日すると水ばなから黄色い粘り気のある鼻水にかわることが多いのですが、花粉症ではずっとさらさらした水ばなが続きます。

□鼻だけではなく目の症状があるか

風邪では目のかゆみ、涙などの症状はでません。

しかし、「季節性のアレルギー症状=花粉症」と「通年性のアレルギー症状(たとえばハウスダスト、ダニによるアレルギー鼻炎)」の見分けはもっと難しく、著者の友人でも「花粉症だと思って病院に行ったら、実はハウスダストによるアレルギー鼻炎だった」という人がいました。やはり、はっきりさせるためには一度病院を受診してアレルギー検査をしてもらうことをお勧めします。

■花粉症対策・生活編~まずは触れない、持ち込まない!

当たり前と思われるかも知れませんが、花粉症から身を守る原則は花粉に触れないことです。

・外出時は花粉症対策用マスク、メガネ、帽子をする。
・髪の毛の長い方はまとめる。(髪にくっつく花粉の量を減らす)
・ナイロン素材など、ツルツルした素材の服にする(静電気防止スプレーをするとなお効果的)。
・雨の翌日でからっと晴れた気温の高い日は花粉が良く飛ぶので外出しない。
・午後1~3時は花粉飛散のピークなので、できるだけ外出しない。
・帰宅時は必ず玄関先で衣類についた花粉を払い落とす。
・室内に入る前に露出部分を濡れタオルで拭く。
・帰宅したらすぐに洗顔、手洗い、うがい、場合によってはシャワーを浴びる。
・家の掃除はまめに行う。
・外に干したお布団は念入りに花粉をはらって取り込む。
・空気清浄機、布団乾燥機、花粉防止スプレーなどを使用する。

なにより、睡眠不足、疲労などのストレスは悪化の原因になるので気をつけてください。趣味やアロマなど、自分なりのストレス対処法を見つけておくのも良いでしょう。

また、皮膚を刺激して鍛えることによって症状が和らぐとも言われています。たとえば、乾布摩擦は小児の喘息や風邪の予防に効果があることが知られています。普段から薄着を心がけたり、お風呂上りにシャワーでさっと冷たい水を浴びて皮膚に刺激を与えても良いでしょう。

■身近な食品で花粉症対策~乳酸菌、甜茶、ポリフェノールなど

毎日の食事では動物性タンパクや脂肪をとりすぎないように気を付け、野菜中心のバランスのよい食生活をするようにしましょう。

花粉症に効果があると言われている食品は次のとおりです。

・乳酸菌(ヨーグルト、乳酸菌飲料)
・ミント(ミントの清涼成分を抽出したあとにのこるミントポリフェノール)
・シソの葉(ロズマリン酸=ポリフェノールの一種)
・甜茶(バラ科の甜茶に含まれる成分:甜茶ポリフェノール)

乳酸菌は腸のバランスを整える事で身体の状態を改善する作用があります。また、その他のものはすべて「ポリフェノール」の一種です。ポリフェノールは、くしゃみや鼻水といった花粉症の症状を引き起こす炎症物質(ヒスタミン、ロイコトリエン)が放出されるのを抑制すると言われています。

■花粉症予防薬は飛散1カ月前から服用するのがポイント

花粉症対策の薬は、アレルギー反応を軽くする飲み薬を花粉飛散1カ月前から少なくとも4月半ば位まで飲みつづけていただく方法が一般的。症状が軽くても根気良く飲み続けましょう。

また、抗アレルギー薬は副作用として「眠気」「全身倦怠感」が出るとお悩みの方も多いようですが、最近は眠気をおこしにくい薬もあるので、一度耳鼻咽喉科を受診されてはいかがでしょうか。症状によって鼻づまり、目のかゆみなどを抑えるために点鼻薬、点眼薬なども併用します。