なかがわ整骨院
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こんにちは。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れの専門家 なかがわ整骨院です。
なかがわ整骨院では、上記のほかにも、腰痛(ぎっくり腰など)や、肩の痛み(四十肩など)・スポーツ障害なども得意としております。
また、交通事故のお怪我についても随時診療・相談を受け付けております。お気軽にご相談ください。
日曜 祝日も休まず診療しておりますので是非一度ご相談をお待ちしております。
梅雨が明け、これから本格的な夏に突入します。海やプールなどに出かける予定の人も多いでしょう。
ただし、水辺のレジャーは水難事故と隣り合わせです。
特によく起こりがちなのが、水中で「足がつった」ことで溺れてしまうケースです。泳ぎに自信がある人でも、油断は禁物。万が一のことを考え、心の準備をしておきましょう。
足がつるという症状は、水泳以外の運動中、あるいは睡眠中にも起こります。突然、足の筋肉が強い痛みとともに収縮・けいれんするもので、別名「こむら返り」ともいいます。運動も睡眠も継続できなくなるほどの強い痛みを伴います。
中高年になると、筋肉の力や持久力が衰えるため、特に運動をしていなくても日常生活の疲れが積み重なって足がつることもあります。
また、妊娠後期の女性も足がつりやすくなります。これは、成長した胎児によって骨盤が内側から押し広げられ、足の筋肉が引き伸ばされる状態が続くため、ふくらはぎの筋肉が急激に収縮しやすいからです。
こむら返りは、筋肉が極度に疲労している時や、体内の水分やミネラルが不足している時に起こりやすくなると言われています。
水泳の場合で言えば、長時間泳げばそれだけ筋肉は疲労します。特にクロールのキックは、足首をまっすぐ伸ばして足の甲で水を蹴る動作であり、ふくらはぎの筋肉を長時間収縮させるもの。つまり、ふくらはぎの筋肉には負荷がかかったまま収縮している状態なのです。
また、当然ながら水中では身体も冷えます。そのうえ、気づきにくいのですが水中にいる時も身体が熱を発すれば汗をかきます。大量の発汗は、水分不足やミネラル不足につながります。
足の筋肉は強いけいれんを起こし、激しい痛みを引き起こします。多量の発汗やめまいを伴うこともしばしばです。この時、足の筋肉は収縮した状態、つまりつま先を伸ばし切ったかたちで保持されるため、立っていることもままならない状態になります。
水泳中にこむら返りが起これば、泳ぎ続けるのは困難です。また、両足同時に起こることもあり、水中でこうなると非常に危険です。
足がつった時は、ふくらはぎを伸ばす必要があります。水深がそれほどなく、足がついて肩が水面以上にある場合は、足を前後に開き、ゆっくりとふくらはぎを伸ばしましょう。つったほうの足の膝をできる限り伸ばし、足首は深く曲げるようにします。
水深が深い時は、人がいれば迷わず、腕を上げて助けを求めてください。周りに人がいない場合や、救助されるまでに時間がかかりそうな場合は、立ち泳ぎ、もしくは背泳ぎのような姿勢になって、まずはつま先を自分の方に引っ張ります。つま先をつかんで足裏を反らせる感じです。その状態でできるだけ膝を伸ばすか、ふくらはぎをマッサージしてください。
注意したいのは、この時に力が入るので、身体が沈むことです。空いている手で平泳ぎのかき手をすることで、少し沈むのを抑えられます。完全に浮いている状態は難しいかもしれませんが、パニックになって身体を堅くするのは逆効果です。
意識的にゆっくり呼吸をし、気持ちを落ち着かせることが大切です。そして、周囲に助けを求めつつ、ゆっくりと岸辺やプールサイドに向かって進みましょう。
こむら返りを予防するためには、運動中・運動後の水分とミネラル補給が重要です。運動中は汗で水分と電解質が失われるため、疲労回復のためにも休憩中の水分と塩分の補給が大事です。
普段の食事でカルシウムやマグネシウムを摂ることは、予防に効果があります。食品では、カルシウムが多く含まれている乳製品や小魚、マグネシウムの多い豆腐や納豆、ひじきやアーモンドなどを摂取するといいでしょう。
このほか、ビタミンB1やタウリンが不足しても、こむら返りは起こります。ビタミンB1は、卵や豚肉、豆類、牛乳に多く含まれ、タウリンはイカやタコをはじめとした魚介類(や貝類)などに豊富なので、意識して摂りたいところです。
これらの食品を意識的に摂取して、こむら返りの予防をしましょう。また、運動後に足のストレッチやマッサージを行って血流を改善することも、予防に重要な役割を果たします。