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なかがわ整骨院

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スタッフブログ

2015年8月18日(火)

ムチウチ

こんにちは。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れの専門家 なかがわ整骨院です。
なかがわ整骨院では、上記のほかにも、腰痛(ぎっくり腰など)や、肩の痛み(四十肩など)・スポーツ障害なども得意としております。

また、交通事故のお怪我についても随時診療・相談を受け付けております。お気軽にご相談ください。

日曜 祝日も休まず診療しておりますので是非一度ご相談をお待ちしております。

 

 

今月8日、女優の宮崎あおいさんが、JR渋谷駅近くの国道246号で前方の車に追突する、という事故が起きました。

渋滞中で、前方の車の進み具合をみていて進行し、追突してしまったのだということです。

幸い双方の車両とも、怪我人などは出なかったそうですが、こうした「追突事故」のユースを聞くとドキッとしますね。

年間に起こる車両事故のなかでは、「追突」がもっとも多いのをご存知でしょうか。

家族との久しぶりの旅行で怪我をさせないためにも、注意点を確認しておきましょう。

また、追突事故でよくある症状が「むちうち症」です。軽微な事故の場合、軽く見がちですが、じつは複雑で多岐にわたる症状が出ます。ご紹介させて頂きます。

 

◆追突事故が一番多い

警視庁が発表した「平成26年度の交通事故の発生状況」によると、車同士の事故は、81万6784件発生しており、そのうち追突による事故は29万7198件(36.3%)であり、出会い頭の衝突の25万1656件(30.8%)を抜いて、事故原因のワーストワンなのです。

事故原因は、「脇見」「ほかのものに注意がいっていた」「眠気」「ぼんやりしていた」「考え事」「(進むだろうという)思い込み」「飲酒」「急病」などで、先行車や、駐停車している車、事故車両を見落としてしまうことです。こうした追突は、運転者の通常前方確認ミスですから、100対0の事故扱いとなる場合がほとんどです。

◆勝手に判断してしまう先行車の行動

先行車は「(前方が進んだのだから)すぐ発進するだろう」「減速せずに進むだろう」「右左折はしないだろう」という思い込み、また「自分の車間距離は妥当」など自分に都合のいい判断をしています。世の中にはいろいろな運転のくせを持っている人がいるのです。

追突しないためには、脇見をしたり、運転時は考え事をしないことはもちろん、速度を考え、車間距離を十分とることです。

とはいえ距離は把握しづらいものです。

警視庁によると、車間時間が2秒以内につまっていた場合の事故では死亡事故を含む重大事故が多く、2秒以上離れていた時は大きな事故とはなっていないことが統計的に示されているそうです。

スピードに関係なく、前車がある地点(高速道路では、路面のジョイント、照明灯などを目標に)を通過してから2秒経って自分の車がそこに到達すれば、適切な時間を空けて走行していることになる、ということですので、参考にしてみましょう。

また逆に、追突されないためには、早めの「ウインカー」や「予告ブレーキ」、「ハザードランプ」で後車へ合図を送りましょう。また、重大事故を避けるため、自分の車の前後を同じような車種の車両で挟むことが望ましいそうです。

◆交通事故でよくある症状「むちうち症」とは

「むち打ち症」とは正式な傷病名ではなく、自動車の追突、衝突、急停車等によって、首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称している呼び方です。正式には「頚椎捻挫」「頚痛挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。

人間の頭は重く、身体に強い(不意の)衝撃を受けると、各関節部の可動域を超えて首が揺れ、筋繊維や靭帯、骨、椎間板、神経、血管などに衝撃を与え、傷めてしまうのです。

主な症状と傷病の種類は以下のようです。
・「首の後ろと肩に痛みがあり思うように動かない、首を伸ばすと痛みが強い」
事故後にもっとも多くの人が訴える症状です。→「頚椎捻挫型」

・「首のほかに、腕の痛みやしびれ、だるさ、後頭部の痛み、顔面痛などがある」
→「根症状型」

・「頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、胸部圧迫感、うつ気分などの症状が出る」
頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下して起こる症状といわれています。
→「バレ・リユウー症状型(後部交感神経症候群)」

・「下肢のしびれや排泄異常、知覚異常、歩行に障害がある」
頚椎の脊柱管を通る脊髄まで傷ついたり、下肢に伸びている神経までもが損傷されている状態です。→「脊髄症状型」

・「初期には激しい頭痛があり、その後全身倦怠感、めまい、吐き気、脳神経症状、自律神経症状、内分泌異常、免疫異常、睡眠障害など多彩な症状が出る」
何らかの理由で髄液を包む硬膜に傷が入り、継続的に髄液が漏れ続けることで、激しい頭痛や様々な全身症状を呈する症状です。→「脳脊髄液減少症」

むちうち症は、レントゲンやMRIなどの検査を受けても「異常がない」という場合も多いのが特徴ですが、後々現れる症状に合わせて、理学療法や運動療法といった治療を進めていきます。

通常、完治までには3か月~6か月かかりますが、気圧や温度変化によって痛みが出たり、疲れやすい、コリがひどくなった、など慢性的な症状に悩まされることもあり、長い治療が必要となる場合もあります。

追突事故がどんなに軽い事故であっても、なるべく早く整骨院などの専門の医療機関を受診することが大切です。すぐに症状が出なくても後で大きな異常が出る場合があるからです。最低でも2週間くらいは様子をみるようにしましょう。

また、どんな交通事故でも、自分の身体について、その場で「大丈夫」「何でもない」などと言わないことです。決して示談になどせず、きちんと警察を呼んで「交通事故証明書」を発行してもらいましょう。保険会社に治療費を請求することができなくなってしまいます。医療機関でも人身事故の取り扱いとすることが大切です。